
東座は明治22年に舞台部分が建設され、野外で観客が観る形式でしたが、明治33年に客席部分も建設され、現在のような劇場型の芝居小屋になりました。それ以来、地歌舞伎をはじめ、様々な娯楽を楽しむ場所として活用されてきましたが、テレビや映画が普及するにつれて活用される機会も少なくなり、老朽化も進んでいました。 地域住民の熱心な活動などもあって、平成3年4月に改修に至ります。歌舞伎役者の中村官九郎氏を招いた修復記念公演も行われ、その後も、地歌舞伎の定期公演が毎年行われています。
昭和60年ごろから「伝統文化や古いものを大事にしよう」という機運が高まり、東座芸能保存会が結成されました。保存会は、町から補助金などに頼らず、役者たちが出し合ったお金や東座の使用料などで運営費をまかなっているので、運営は大変ですが、それでも続けていけるのは、地歌舞伎を後世に残したいという想いと、そして何より「芝居が楽しくてしょうがない!」という芝居魂があるからです。

2016年 開催行事
2016年9月19日 | 黒川地区芸能発表会 |
2016年11月 | こども歌舞伎 (黒川中学校 文化祭) |
黒川地区芸能発表会
毎年、黒川地区の住民によって、地域振興と文化交流を目的に芸能発表会を行っております。
地歌舞伎の公演はもちろん、カラオケ大会や様々なお披露目し、黒川地区の「よき文化」を保っていきます。
一般公開をしておりますので、ぜひ皆様足をお運びください。
・2016年9月19日 11:00~
・入場無料(地区外の方でもご覧いただけます)
こども歌舞伎
黒川中学校の文化祭では、伝統として地歌舞伎公演を行っております。
代々受け継がれる脚本や小道具もあり、通常の地歌舞伎公演とはまた違った迫力があります。
真剣に取り組む子どもたちの姿には、目を見張るものがあるでしょう。
ぜひ一度、お越しください。